出会い編 やつらは予告なくやってくる。


歴代の子供たち
トラ 男の子。私のファーストキャット。幼少期の、病めるときも健やかなるときも側にいた兄弟。
この子と暮らさなければ、今の私はなかったと思う。
初めての猫との暮らし。
考えれば健康も何も考えない適当な飼い方だった……。
病気にしてしまって、本当にかわいそうな最期でした。
竜(りゅう) 女の子。親の知人さんの家のバイクの間からころんとボールみたいに転がり出てきたのを、
1匹も2匹も同じ!と、我が家にやってきた子。忘れもしない、8月30日。子猫の知識なんて
まったくなかったあの頃……。ドライフードふやかして、牛乳を水で薄めてストローで与えた
り、アバウトな育て方でした。無事に成長してその後、4匹のママになりましたが、7歳の時
に交通事故で天国の住猫になってしまいました。
ミーシャ 竜の子供。竜に似た、白地に茶色い模様のあるシャム崩れ猫。乳離れが済んですぐに、当
時うちの近所で働いていた土木業のおじさんにもらわれて行きました。会う度に、どんなに
可愛い子か、どんなに面白い子かと聞かせてくれましたが、病気になって天国に行ってしま
ったそうです。もう猫は飼わないというほど落ち込んでいたおじさん……。
短い命だったけど、大事にされて良かった。
マーマ 竜の子供。真っ黒な男の子。同級生の家にもらわれて行きましたが、その後なんとなくその
子とはお付き合いがなくなり、あとから聞いた話では、ほとんどノラに近い飼い方だったとか。
大事にするよと言ってくれたのに、と後悔しました。可哀想なことをしました。
以後、猫の里親探しにはかなり慎重になりました。
竜之介 竜の子供。真っ黒な男の子。貰われず家に残り、仲良く暮らしていましたが、ある日、お散歩
から帰った途端に激しい嘔吐。30分足らずの間に天国に行ってしまったそうです。
当時学生だったので、帰宅してビックリ。何か薬品を口にしてしまったようです。
タマ 竜の子供。白黒ぶちの女の子。竜之介と同じ運命を辿りました。同じ日に、数分の差を空けて
天国へ……。とても仲の良い兄妹で、どこに行くにも何をするにも一緒。
まさか天国へも一緒に行ってしまうとは……。
シルク ご近所の家の倉庫でぎゃーぎゃー鳴いているところを保護しました。竜の模様を反転させたよ
うなシャム猫ちゃん。細くてとてもしなやかな子でした。あまりに痩せて骨と皮状態だったので
育たないのでは……と心配しましたが、無事に元気に太って成長。よく懐いた可愛い子でした
が、ある日、家のすぐ近くで事故に。ご近所の人が見つけて教えてくれました。
うちに帰ってくる途中の事故だったんだと思うと、可哀想でした。やっと幸せになれたところだっ
たのに……。
夜流(よる) 夜、ご近所の車の下で鳴いていたのを保護しました。靴下を履いたような手足が可愛らしい。
すぐに懐いてとても可愛い子。不思議なことに、猫嫌いの祖父に一番懐いていつも後ろにくっ
ついて歩いていましたが、祖父が亡くなった日に、帰ってこなくなりました。
もしかしたら、祖父の道案内に一緒に旅立ってしまったのかも知れません。
クロコ 大阪に住んでいた大叔母が、大怪我をしているところを保護して飼い始めましたが、同居猫と
の折り合いが悪く、はるばる愛媛まで養子に来ました。
怪我というのが、何か薬品をかけられた傷だったそうで、兎に角、人間への警戒心がすごい。
懐かないし近付けば飛び掛ってくるし、どうしたものかと思っていましたが、田舎暮らしが性に
合ったのか日々と共に丸くなり、先住猫だった竜とも仲良く、後から後からやってくる弟妹たち
の立派なお手本として10数年を一緒に暮らしてくれました。
老衰だったようで、最期は眠るように旅立ちました。
天河(てんか) 白地に黄色い男の子。
母の勤めていた会社のご近所で生まれた子をいただきました。一人暮らしの猫禁止に悶え、
愛媛に帰ったら猫を飼うんだー!!と言う決心。竜に似た、白地にまだらな模様が恋しかった
ので、「白くて将来まだら有望で女の子が生まれたら下さい!」とお願いしておいたのです。
かくして生まれた子は将来まだら有望。「女の子だよ」と言われて我が家に来たのに、まさか
の男の子……(笑)
それでも愛しくて愛しくて、かなり溺愛。
ただ、何度も妙な怪我をして帰ってきたり、火傷をして帰ってきたりしたことがあり、この子が我
が家の自由生活最後の1匹です。
腎不全で天国に行ってしまいました。口の端から血を流して、本当に可哀想な最期でした。
日愛(ひめ) 天河の死後、ホームセンターの里親探しコーナーで母が一目ぼれして我が家にやって来まし
た。保護主さんは女性で、家の近くの溝にいたのを助けたそうですが、家にはすでに猫がいて、
旦那様に保健所行きを言い渡されたそうです。ご縁があって良かったと、泣きながらピカチュウ
模様の毛布に包んで渡してくれました。
箱入り娘でそれはそれは大事に育てた結果、嫌な女と書いて「いめ」と呼ばれるほど性格
に難ありな子に(笑)我侭で悪戯でとても可愛い子でした。完全室内飼いだったので、時々お外
に遊びに連れて行きました。公園にも海にも山にも行ったなぁ。大きなシマヘビに威嚇してるの
を慌てて引き離したりしたなぁ……。後に来る、里宮の大好きなお姉さん猫でした。
病気になって、旅立ってしまいましたが、最期の瞬間まで人間に甘えて、愛情を示してくれた本
当に可愛い子です。
里宮(りく) 忘れもしない、天河の一周忌を3日後に控えた9月19日の夜、お隣のビールケースの下で鳴い
ているのを保護しました。抱き上げた瞬間に、「この子は私の子!」と宣言。間違いなく、天河の
生まれ変わりだとその時、思ったんです……。天河にそっくりの白い体と、綺麗な青い目。成長
後の模様までそっくりでした。私の一番大事な子と、誰にでも言って憚らず「王子」「王様」と呼ん
手塩にかけて育てた結果、人間の言葉を9割理解する頭の良い子になりました。うちに来たどの
猫よりも賢く、聞き分けが良く、やさしくて怖がりで臆病で、でもお兄ちゃんらしい子。
沢山の弟妹の面倒を、嫌がりもせずに見て育ててくれました。マーキング癖が治らず困ったこと
もありましたが、それは0.01%程度の唯一の欠点。
この子は間違いなく私のソウルキャットでした。いつもぴったり寄り添ってくれました。
私の癒し。私の心のゆとり。私の動力。
2008年9月27日、脳腫瘍のため、旅立ちました。
音福(ねね) 三毛の女の子。叔母宅近所のごみステーション横の草むらに丸まっているところを保護。
日愛を失ってクロコと2匹、寂しくしていた里宮のために我が家にやって来ました。掌サイズ。
せっせと哺乳瓶で授乳したり。口の周りがミルクでカピカピになると、里宮がせっせと舐めて綺麗
にしてくれました。トイレのお世話も里宮が。教育も里宮が。人間はご飯の支度だけ……(笑)
ぴゃ〜ぴゃ〜と甲高い可愛い声で鳴く子でした。すぐ後にきた叶愛とは、生まれながらの本当の
姉妹のように仲良く、里宮と叶愛と音福はいつも一緒に。
もともと心臓に問題があったようで、風邪を引いてあっと言う間に悪化。一旦は治りかけたものの
再び悪化して天国に行ってしまいました。
叶愛(のあ) 現在一緒に暮らしています。
留可(るか) 上司宅付近を拠点にノラ生活を営んでいるロシアンブルーっぽいママから生まれた猫の1匹。
上司が4匹保護し、2匹を飼うことになり、2匹をうちが引き受けました。1匹が留可。もう1匹は母
の同僚さん宅に貰われて行き、リュウちゃんと言う名前になりました。箱入り姫様で今も手塩に
かけて育てられ、元気です。
クロコの死後、ちょっと寂しくなった我が家に春風の如く飛び込んできた留可は、幼少期「稲妻ボ
ーイ」とか「弾丸小僧」とか呼ばれる悪戯者。里宮にも音福にも叶愛にも、それは大事にされて育
ちました。哺乳瓶を見ると走って来たりして、面白い子でした。
とても元気な子でしたが、ある日、気管虚脱に。絶対にこの子を元気にするんだ!と意気込んで
治療に励んだ結果が逆効果で、長い長い長い闘病生活の末に、やせ細り、旅立ちました。
玲緒(れお) 5月なのに夏のように暑かった日、ご近所のごみステーションの中で号泣しているところを保護。
当時、留可の病気にかかりっきりであまり手をかけていなかったのですが、我が家に来て暫くし
てから目が見えなくなったようです。病気の留可と比べると元気でいつもはしゃいでいるような感
じの子。ものすごい甘え猫で、母と私の耳たぶを吸うのが日課でした。
目が見えないだけで元気な子だと信じていたのですが、別れの日は唐突にやって来ました。
家の中にいたから今まで生きて来られた。ノラなら1週間も外では生きていけない子だったのだと
獣医さんに言われました。食欲をなくしても、人間がどうにかこうにか作ったご飯(おかゆにヤギの
ミルクや魚や栄養剤を混ぜたもの)を、スプーンやシリンジで1口1口食べてくれました。
我が家には8ヶ月しかいなかったので、いつまでも赤ちゃんのような雰囲気が残っています。
天国の兄姉たちに散々我侭言ってるんじゃないかとか、天国から地上の弟妹たちに威張ってるん
じゃないかとか、想像が尽きません。
似羽(にわ) 現在一緒に暮らしています。
次郎 現在一緒に暮らしています。
利百(とと) 現在一緒に暮らしています。
あり 現在一緒に暮らしています。
うり 現在一緒に暮らしています。
なり 現在一緒に暮らしています。